同じ炊き方、同じ水加減で、同時に2品種のお米を食べ比べてみました。
一つは丹波産コシヒカリ(有機JAS)、他方は自然農法のハツシモ(Kファーム)。
きっとお米ファンに違いない皆さんですが、お米によってどのくらい、どのように味わいが違うのか、はっきりわからないのが正直なところではないでしょうか。
そのときの炊け具合、水加減、体調、合わせるおかずにによって、味わいが違って感じられるので、目隠しテストをした場合、なかなか銘柄を当てるのは難しいと思います。
そこで今回は、ご家庭ではなかなかできないご飯食べ比べを実際にやってみました。
同じコンロ、土鍋、水加減で、同時に火にかけ、炊きあがったら、15分間むらしの時間をおいて食べ比べてみました。
画像はすべて、左が#コシヒカリ、右が自然栽培#ハツシモです。
・まず外見 ハツシモは大粒のお米で、1粒の長さが12%くらい大きいので、1粒の体積としては30%くらい大きいと言うことになります。
・次に、炊きあがりの香り
有機栽培コシヒカリは栽培方法のせいか、香りにまったりした含みが感じられました。一方、自然栽培ハツシモはまったく素直な、くったくのない!ご飯の香り。シンプルです。
・次は食感。ほおばったとき、まず感じられるのは、コシヒカリのソフトな食感。かみしめてもやはり柔らかなタッチ。これにたいして自然栽培ハツシモは、粒が大きいこともありますが、つぶつぶがはっきり感じられ、かみしめるとしっかりした弾力が感じられました。
味わいは、どちらもたいへんおいしく、しっかりとした旨味、あまみが感じられ、甲乙付けがたかったです。
よく言われるのは、コシヒカリのアミロース成分がすくないので、もっちりしている。これに対してアミロース分が比較的多いササニシキは、さっぱり、あっさり、などと表現されます。ハツシモもアミロースが比較的少ないので、さっぱり系ということになりますが、実際に食べ比べてみると、このような味わいの分析のしかたは、実際の食味とはずいぶん隔たりのあるものだと感じました。
画像はすべて、左がコシヒカリ、右が自然栽培ハツシモです。
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